
看護学専攻は、「統合基礎看護学講座」、「広域発達看護学講座」、の2講座より構成されています。各講座では、多くの実践を積んだ教育経験豊かな教授陣により充実した教育・研究が展開されています。


統合基礎看護学講座は、看護師教育課程を中心とした講座組織です。本講座は、基礎看護学と臨床看護学(成人看護学と精神看護学)の2領域から構成されています。本講座では看護教育の基盤となる医学に関する専門知識とともに対象特性に合わせた看護を教授しています。さらに、看護実践に直結する看護技術・看護過程・看護倫理・看護管理・教育方法、成人の健康レベルに対応した看護・治療過程にある対象者の回復促進のための援助方法、精神行動の特徴とその援助方法について教育・研究を行っています。


広域生涯看護学講座は、人が生まれる前から亡くなるまでの生涯を通じて、医療機関も含めた地域の様々な場で提供される看護ケアに関する教育・研究を行う講座です。本講座は、学士課程教育(学部教育)において公衆衛生看護、在宅看護、老年看護、母性看護、小児看護を担当しています。個人・家族・地域集団に対する健康支援技術やシステム構築、女性のライフステージを通じた性や生殖に対する支援、子どもと家族の成長発達に応じた支援に関わる看護学の発展を目指すとともに、保健師の育成も行っています。