カリキュラムポリシー

保健学科(学部) 看護学放射線技術科学検査技術科学
保健学専攻
(大学院・修士課程)
看護学助産学コース医用量子線科学検査技術科学
保健学専攻
(大学院・博士後期課程)
看護学医用量子線科学検査技術科学

2020年度以前入学者のカリキュラムポリシーはこちら

保健学専攻(大学院・博士後期課程) 看護学

本専攻の博士後期課程のディプロマ・ポリシーを達成するために、別表(カリキュラム・マップ)の通り、教育課程を編成する。

コースワーク

  • 1)人の健康増進に寄与する強い意志と国際社会に還元できる研究能力を有する看護学の教育者・研究者を育成するために、共通科目のヘルスサイエンス論により体系的な教育を行う。「主体的な学び・協働 (A-1,2)」
  • 2)健康支援ケアシステム論Ⅰ、看護教育方法開発学Ⅰ、地域生活ケアシステム論Ⅰ、母子発達ケアシステムⅠの専門科目の専門科目では、看護学分野の特性を活かした高度化する医療に応用可能な科学的知識や理論について包括的に学ぶ。「B-1. (知識・理解)」
  • 3)健康支援ケアシステム論Ⅱ、看護教育方法開発学Ⅱ、地域生活ケアシステム論Ⅱ、母子発達ケアシステム論Ⅱの演習では、包括的に学んだ科学的知識や理論について、新たな視点から分析・解釈できる教育者・研究者を養成する。また、国際プレゼンテーション、保健学特別研究において、グローバルな最新の研究成果をシステマティックにレビューし、健康に関連する新たな研究課題について、企画・遂行・成果が発表できる能力を養う。学生の希望と専門性の観点から、指導教員1名、副指導教員1名を定め、保健学特別研究で週に1回以上の個別や小グループ指導を実施し、保健医療に関連する深い専門的知識や技術を実践的な場面で応用・展開できる能力を養成する。これらの学習を経て、高い教育・研究能力を併せ持つ自立した看護学の研究者を養成する。「適用・分析(C-1)」「評価・創造(C-2)」「実践(D-1)」

研究指導体制

入学当初から主指導教員を中心に、2名以上の複数指導体制により、週に1回以上の個別や小グループ指導を組み合わせた教育を行う。学生の看護学領域の課題におけるリサーチマインドを育む研究の機会を保健学特別研究、国内外の関連学術集会の成果発表などにより提供する。

学位論文審査体制

  • ・学位論文の審査は、原則として、英文で作成され査読のある学術誌に受理された後に実施することとする。
  • ・保健学専攻大学院委員会の審議を経て、保健学専攻会議において、予備調査資格の有無を決定する。予備調査資格があると認められた場合は、保健学専攻会議に諮り、予備調査委員3 名(主査1名、副査 2名)を選出する。予備調査委員は公開による論文調査会を開き、論文の内容等を調査する。但し、主査、副査は主、副指導教員は含まない。
  • ・論文調査及び最終試験の結果は、大学院委員会で審議し、保健学専攻会議で学位授与資格の有無を決定する。

継続的なカリキュラム見直しの仕組み(内部質保証)

当該プログラムの中で焦点化した学修目標の達成度は、以下の方針(アセスメント・プラン)に基づいて評価し、その評価結果に基づいて、授業科目内の教授方法や授業科目の配置等の改善の必要性がないかを「カリキュラム検討委員会」において検討することで、教学マネジメントを推進する。

アセスメント・プラン
  • ・初期の評価:学生の成績評価を総合的に精査とともに、研究計画書について、学内公開で審査する。
  • ・中期の評価:(例)英文で研究論文を作成し、査読のある学術専門誌の審査を受ける。
  • ・統合期の評価:(例)学びの集大成として研究論文の最終試験を公開で審査する。

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保健学専攻(大学院・博士後期課程) 医用量子線科学

ディプロマ・ポリシーを達成するために、別表(カリキュラム・マップ)の通り、教育課程を編成する。

コースワーク

修士課程のプログラムに加えて、国際的な視野を持ち創造性豊かな優れた研究・開発を独立して行う能力を有する人材を養成し、医用量子線科学分野の教育・研究拠点で活躍しリーダーとなる人材、実務領域における医療技術系の実践的指導者を輩出するため、保健学専攻共通科目として「ヘルスサイエンス論」と「国際プレゼンテーション」を習得した後に、専攻科目として「量子線理工科学」および「臨床量子線科学」の講義と演習を系統的に履修する。
A-1:主体的な学びとA-2:協働の学修目標達成のため、「ヘルスサイエンス論」で保健学に関連する包括的な知識を修得し、論理的・創造的思考能力、研究能力を育成する他、「国際プレゼンテーション」で自ら発見・創造した知を世界に向け発信できるように、医学英語・技術英語の「読む、聞く、書く、話す」の4技能を高める。A-3:表現・発表の学修目標達成のため、「保健学特別研究」で各自の研究内容を海外学会や論文で発表し、同じ研究領域の他施設の研究者と議論することで目標達成を評価する。
B:知識・理解、C-1:適用・分析、C-2:評価・創造の学修目標達成のため、「量子線理工科学I, II」で各教員の指導の下、英文雑誌に掲載された研究論文についてプレゼンテーションを行う他、学生が行う研究について、研究のデザイン、研究の対象と方法、解析方法から考察までの議論を行う。「臨床量子線科学I, II」では医用量子線科学の臨床的な教育・研究として、先端的な分子イメージング、高精度放射線治療、情報処理技術に基づいた放射線治療計画やさまざまな画像診断機器で得られる医用画像の解析、情報管理、複数のモダリティを組み合わせた画像情報の利用法やコンピュータ支援診断システムなどを扱い、関連する英語論文を検索し研究の背景としてまとめてプレゼンテーションを行い、指導教員や他の学生とディスカッションを行う。
D:実践では、「保健学特別研究」で各自の研究内容を最終的にまとめ、海外学会や論文で発表し、査読のある英文誌での掲載までを行う。

研究指導体制

上記のプログラムに合わせて、保健学特別研究においては、指導教員の下で、研究計画、データの収集、データの解析、研究成果の公表までの一連の研究活動を実践し、博士論文は筆頭著者として査読のある英文学会誌に掲載されることを目標とする。社会人学生に対する教育的配慮は電子教材・インターネットの活用、長期履修制度の導入などにより行う。
博士後期課程への入学を希望する学生が、入学前に自らの研究計画について、関連する研究領域の主指導教員と面談を行う。主指導教員が研究の実現可能性について検討し、実現可能と判断した場合は受験を許可し、入学試験合格後に研究領域の近い教員(教授)を指名し、承諾を得た後に副指導教員として大学院委員会に報告する。主指導教員が研究の進捗、研究成果発表の指導を行うが、定期的に副指導教員も適宜指導に加わり、助言を行う。

学位論文審査体制

博士後期課程修了年次の卒業の最低6か月前までに、査読のある英語論文に投稿し、掲載受理の通知を受けた後に、主指導教員が主査1名・副査2名の候補を分野内教授から選出し、研究内容によっては副査1名を分野外からも招聘する。主査・副査候補者について大学院委員会、および教授会の承認を得た後、大学院委員会が論文審査会の日程を決定し、学内に周知する。論文審査会は 30分で行い、15分で発表を行った後、主査副査が質疑を行い、的確な回答ができるか否かを審査する。審査会終了後、主査副査で合議を行い、合格/再審査/不合格を決定する。

継続的なカリキュラム見直しの仕組み(内部質保証)

当該分節の中で焦点化した到達目標の達成度は、それぞれの分節の終盤に、以下の方針(アセスメント・ポリシー)に基づいて評価し、その評価結果に基づいて、授業科目内の教授方法や授業科目の配置等の改善の必要がないかを「カリキュラム検討委員会(仮称)」において検討することで、教学マネジメントを推進する。

アセスメント・ポリシー

3年間の学びの集大成としての博士論文の審査の中で、並行して到達目標の達成度の評価をルーブリックに基づいて実施する。

保健学国際コースでは、外国人大学院生に対して、A-D の学修目標に対応するコースワークの全ての講義・実習を英語で行い、これは日本語での講義と並行して行われるか日本語講義の後の補講の形で行われ、講義資料も日本語と英語の2種類が配布される。また、達成度の評価も日本人学生と同様に行われる。

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保健学専攻(大学院・博士後期課程) 検査技術科学

ディプロマ・ポリシーを達成するために、別表(カリキュラム・マップ)の通り、教育課程を編成する。

<修士課程>
本専攻修士課程の基本理念や教育目的に沿った方針のもとで以下の教育を実施する。

  • 1)優れた研究・開発能力を有する教育者・研究者の養成及び保健学分野における実践的指導者や組織リーダーとして必要な体系的・効果的・集中的な教育を行う。
  • 2)専門科目および演習では、臨床検査分野での人材養成の特性を考慮し、科学的分析能力や理論に基づく実践能力が涵養できる科目を設けている。
  • 3)特別研究は、指導教員のもとで、臨床検査分野での研究方法を学び、文献検索、調査、実験等によりデータを収集し、実験・実習を行い、臨床現場の課題に対応できるより高度な専門的実践能力や技術を修得することができる。この過程を通して、理論的思考法を修得し、研究成果を発表する能力を育成することが可能になる。

<博士後期課程>
本専攻博士後期課程の基本理念や教育目的に沿った方針のもとで以下の教育を実施する。

  • 1)専門科目および演習では、臨床検査分野での人材養成の特性を考慮し、科学的分析能力や理論に基づく実践能力が涵養できる科目を設けた。それに基づき、検査技術の開発・改良・工夫ができる知識を身につけることができる。
  • 2)保健学特別研究では指導教員のもとで臨床検査分野での研究方法を学び、実験・実習を行い、臨床現場の課題に対応できるより高度な専門的実践能力や研究・開発するための応用力を修得することができる。
  • 3)保健学の共通科目では、専門分野のみならず、医学・医療全般に対する幅広い興味・関心をもち、外国語でコミュニケーションや発表する語学力を養い、国際的に活躍できる能力を身につける。チーム医療を推進する立場から、異なった分野の人とコミュニケーションできる能力を身につける。

コースワーク

<修士課程>
まずはじめに、修士課程で求める“A-1.主体的な学び”、“A-2協働”について、「保健学研究論」、「先進医療論」、「医療と生命倫理」、「国際社会とチーム医療」の講義科目で学ぶ。その後、臨床検査分野の専門的な“B-1.知識・理解”、“C-1.適応・分析”について、「保険医療とIT」、「分子情報解析検査学」、「生体情報機能検査学」、「生体情報解析検査学」、「病態情報機能検査学」、「病態情報解析検査学」の各講義科目にて学ぶ。“A-3.表現・発表”、“C-2.評価・創造”については、演習科目である「分子情報解析検査学」、「生体情報機能検査学」、「生体情報解析検査学」、「病態情報機能検査学」、「病態情報解析検査学」にて修得する。また、「国際社会とチーム医療」の講義にて、“D-1.実践”について学ぶ。
これらの基礎を踏まえて、「検査技術科学特別研究」では、各学生に研究テーマが与えられ、実際に研究を遂行することにより、“学修目標”の各項目について実践的に修得する。

<博士後期課程>
「ヘルスサイエンス論」、「生体情報解析学 Ⅰ・Ⅱ」、「病態情報解析学 Ⅰ・Ⅱ」の講義科目で、博士後期課程で求める“学修目標”について学ぶ。
さらに、保健学特別研究では、各自に研究テーマが与えられ、これに主体的に取り組むことにより“学修目標”を実践的に修得し、ディプロマポリシーに掲げる能力を身につける。

研究指導体制

博士後期課程の指導教員は、保健学部門の教授、准教授が担当し、修士課程では、教授、准教授に加え、審査を受け承認された講師が担当する。さらに、博士後期課程、修士課程とも、必要に応じて、教授会の承認を得た学内・学外非常勤講師が講義・演習を分担する。
講義・演習科目の科目責任者は、指導教員が担当する。特別研究では、各学生に対し主指導教員および副指導教員の2名が指導を担当する。主指導教員が、担当する各学生に研究テーマを与え、修士論文、博士論文の指導を行う。また、修士課程、博士後期課程ともに、対面での講義を補完するために「WBT(Web Based Training)を用いたe-ラーニングシステムを構築している。

学位論文審査体制

<修士課程>

  • 1.学位論文の審査、及び最終試験は、大学院委員会において選出し、教授会(保健学専攻 会議)において決定された論文調査委員2名(主査1名、副査1名)により行う。
  • 2.学位論文の審査、及び最終試験の合格又は不合格は、論文調査委員の報告に基づき、教授会(保健学専攻会議)が決定する。
  • 3.論文調査委員の選出には、指導教員は含まないこととする。

<博士後期課程>

  • 1.学位論文の審査は、大学院委員会、及び教授会(保健学専攻会議)において予備調査資格を有すると認めた者について、公開による学位論文予備調査会を開き、その結果合格と認めた者について、教授会(保健学専攻会議)に諮り、学位を授与するか否かを決定する。
  • 2.学位論文予備調査は、主査1名、及び副査2名の審査委員の合議で行う。
  • 3.学位論文予備調査委員は、提出された学位論文の内容について、その専門性を考慮し、教授会構成員の教授から、教授会(保健学専攻会議)において選出し決定する。
  • 4.保健学専攻会議は、前項の規定にかかわらず必要があると認めるときは、副査2名のうち1名については、医学系学府保健学専攻を除く本学の学府の教員、又は他の大学の大学院又は研究所等の教員等(いずれも博士後期課程の研究指導相当の教員相当で当該論文に関連する分野の研究業績等がある者に限る)を選出することができるものとする。
  • 5.学位論文予備調査委員の選出には、指導教員、及び提出論文の共著者は含まないこととする。

継続的なカリキュラム見直しの仕組み(内部質保証)

到達目標の達成度は、以下の方針(アセスメント・プラン)に基づいて評価し、その評価結果に基づいて、授業科目内の教授方法や授業科目の配置等の改善の必要がないかを「カリキュラム検討委員会(仮称)」において検討することで、教学マネジメントを推進する。

アセスメント・プラン
  • ・中間評価:学生の学修目標の到達度を総合的に精査するとともに、特別研究における研究計画およびその進捗状況について、学内公開で審査(中間審査:最終学年前半)する。学修目標の各項目について到達度を評価し、2/3以上の学生が到達できていない項目については、学修目標に対応する講義・実習科目および特別研究の内容及び実施方法について改善策を検討する。
  • ・最終評価:特別研究で各学生に課せられた研究テーマに関する学位論文の最終審査を公開で実施し、各学生の学修目標の最終的な到達度を確認するとともに、特別研究の内容および実施方法の妥当性を評価する。

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